視覚障害者の自立(機能)訓練とは?
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視力の低下、視野の制限など視機能に障害が生じると、読み書きや移動が困難に感じるなど 日常生活に影響を及ぼすようになります。
視覚障害者の自立(機能)訓練とは、生活の中で困難に感じている問題を見直し、問題を改善するために必要な技術を習得して、できる限り自立した生活を目指すものです。
個々のニーズに応じたプログラムを考え、訓練を実施しています。
自立(機能)訓練の内容
1.歩行訓練(環境理解、単独歩行技術の習得)
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白杖操作による道路横断の写真
白杖を用いて移動する際に必要な技術を習得します。
個々の目標に応じて、屋内の移動、白杖の選定、白杖の基本操作、ルート歩行、公共交通機関の利用など安全で効率的な訓練を実施します。
2.コミュニケーション (点字、パソコン、ハンドライティング)
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点字を読む練習をしている写真 音声ソフトや画面拡大ソフトを利用したパソコン訓練の写真
保有視力を活用して、墨字を書く技術を習得します。
情報を入手する手段として、点字の触読と書きを行います。 また、パソコンの画面を読み上げる音声ソフトや拡大ソフトなどを用いて、パソコンの操作(ローマ字入力の習得、文書作成、メール、インターネットなど)も習得できます。
3.日常生活動作(身辺管理、家事管理)
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調理の訓練中の写真
視覚に代わる確認方法と安全な動作などを習得します。
日常生活に必要な、身の回りのこと(電話の使用、金銭管理、買い物、食事動作など)や、家事(掃除、洗濯、調理など)を単独で行なえるようになります。
4.病気の自己管理
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健康や栄養に関する講義(服薬指導や栄養指導など)にて、糖尿病など慢性疾患の自己管理に必要な知識を習得します。
5.体力の維持・向上
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ボランティアさんとウォーキング
病気により低下した体力の改善、健康管理を目的として朝に運動の時間、午後にウォーキングの時間を設け、各自にあったプログラムで実施しています。
なお、自立(機能)訓練/生活介護に対する日中支援活動の詳細は、以下のダウンロードボタンよりご確認いただく事ができます。
※ ダウンロード資料の参照は、Microsoft Word または ワードパッド をご利用ください。