第102号 十人十色
令和6年も、あと僅かになりました。皆さんにとって今年はどんな年でしたか?
私が最近思うのは、夫婦や兄弟、親子でさえも物事の感じ方、ものの見方やとらえ方は全く違うのだということです。「当たり前だろう」と言いたい方もいることでしょう。
私自身振り返ってみると、その当たり前のことを忘れがちなことに気が付きました。それで、自分の考え方に固執することをやめようと今更ながら思ったのでした。
初めの詩は、冬の嫌いな私だからこそ少しでも冬を楽しみたいと思い作った詩です。
最近は、春と秋が短くなったような気がしますが、春夏秋冬どの季節が欠けても困りますね。
では読んでください。

〈冬に親しむ〉

月は夜道を照らしだし
星は確かな道しるべ
冬の寒さに感謝をすれば
夜は静かに眠気を誘う
凍える身体に克を入れ
冷たさ泳いで進んで行けば
冬は私のお友達
朝日の温もり胸に受け
もりもり大きなパワーをもらい
真昼の突風からっ風
なにするものぞと追いやって
暮行く空に顔を染め
夕雲流れて旅情を誘う
冬は私のお友達

▽ 今年もすっかり寒くなりましたが、私は本来冬よりも夏が好きです。
しかし、最近の夏は暑すぎて、少々うんざり気味です。皆さんはいかがですか。
次の詩は、色んな個性を持ち合わせた人に対して、好きになれないことを少しだけ反省して作った詩です。
では読んでください。

〈3日と3年と〉
犬は3日飼えば
3年も恩を忘れないと言うのに
猫は3年飼っても
3日で恩を忘れるらしい
・・・・
人の性格も
様々だが
たった一度の恩を忘れず
挨拶を欠かさない人もいれば
他人の成功は自分の手柄
自分の失敗は他人の責任
などと虫の良い考え方をする人もいる
街には
多種様々な人が住んでいる
例え人に迷惑をかけても
決して謝ることをしない人
たとえ自分の失敗でも
責任を転嫁して
見事に自己を正当化してしまう人
または
その両方を兼ね備えている人
私もそんな人を知っているが
反面教師として
自分に云い聴かせたい

▽ 今年も、勝手なことばかり書きましたが、辛抱強くお付き合いくださりありがとうございました。
私の投稿を読んでくださっている皆さん、それからホームページに、
私の拙い詩を載せてくださる全国ベーチェット協会熊谷の皆さんにお礼を申し上げます。
皆さまにとって、令和7年がより良い年でありますように、お祈り申し上げます。
石田眞人でした